シリコンバッグ抜去とは?費用・時期・その後を医師が徹底解説

「何年も前に入れたシリコンバッグ、このままにしておいて大丈夫なのだろうか…」
「バストが硬くなってきた気がする。抜いたほうがいいのか、それとも様子を見るべきなのか分からない…」
「抜去したあと、胸がしぼんでしまわないか不安…」
そんなお悩みを抱えていらっしゃいませんか。
シリコンバッグ豊胸を受けた方から、数年後にこうしたご相談をいただくことは決して珍しくありません。
バッグを入れたときのことは覚えていても、「その後どうするか」まで説明を受けていないケースが多いためです。
この記事では、美容外科の専門的な視点から、抜去を検討するきっかけとなる症状、入れ替え時期の考え方、抜去後にバストがどうなるのか、そして費用の目安までを整理してお伝えします。
この記事を読めば、ご自身が今すぐ動くべき状態なのか、経過を見てよい状態なのかを判断する材料が得られます。
ぜひ最後までご覧ください。
シリコンバッグの抜去を検討するのはどんなとき?

結論からお伝えすると、抜去を検討していただきたいのはバストに変化を感じたときです。
年数だけを理由に急いで抜く必要はありません。
なぜなら、シリコンバッグは体内に入れる医療材料である以上、時間の経過とともに体との関係が少しずつ変化していくためです。
変化のあらわれ方には個人差が大きく、「何年経ったから」という一律の基準では判断できません。
実際にご相談が多いのは、次のような状態です。
①バストが硬くなってきた(カプセル拘縮)
体内に異物が入ると、体はその周囲に被膜(カプセル)と呼ばれる膜を作ります。
これは体の自然な反応です。
この被膜が厚く硬くなり、バッグを締めつけるように収縮した状態をカプセル拘縮(こうしゅく)といいます。
バストが硬く感じられたり、形が変わったり、痛みを伴ったりすることがあります。
硬さの原因はカプセル拘縮だけとは限りません。
豊胸後の硬さについては、豊胸後に胸が固くなる原因と対策を医師が徹底解説で詳しくご説明しています。
②バッグの破損・内容物の漏れ
バッグは半永久的に同じ状態を保つものではなく、経年により破損する可能性があります。
破損しても自覚症状がまったくない場合もあれば、形の変化や違和感として現れる場合もあります。
ご自身では判断が難しいため、気になる場合は画像検査を含めた確認が必要になります。
③見た目の変化・位置のずれ
バッグの位置が少しずつ移動したり、左右差が出てきたりすることがあります。
加齢や体重の変化によって、ご自身の乳腺や脂肪の量が変わることも影響します。
入れた当初はなじんでいた形が、年数を経て違和感につながるケースです。
④異物を入れ続けることへの不安
症状がなくても、「このまま入れ続けることが心配」というお気持ちから抜去を選ばれる方もいらっしゃいます。
これも十分に正当なご相談の理由です。
症状の有無にかかわらず、ご自身が納得できる状態を選んでいただくことが大切だと考えています。
シリコンバッグに「入れ替え時期」はあるのでしょうか
よくいただくご質問ですが、すべての方に当てはまる決まった入れ替え時期はありません。
「10年で入れ替え」といった目安を耳にされたことがあるかもしれません。
これはバッグの種類や当時の医療事情を背景にした一般論であり、現在使用されている製品や個々の状態にそのまま当てはまるものではありません。
大切なのは年数そのものではなく、定期的にバストの状態を確認しておくことです。
何年経過しているかを把握したうえで、変化を感じたときに相談できる状態にしておくことをおすすめします。
なお、ご自身がいつ・どのような種類のバッグを入れたか分からないという方も多くいらっしゃいます。
その場合でも、診察と検査で状態を確認したうえでご説明できますので、ご安心ください。
抜去の方法と、その後バストがどうなるか
抜去は、バッグを取り出す手術です。
あわせて、周囲にできた被膜をどこまで処理するかを状態に応じて判断します。
被膜が薄く柔らかい場合は、被膜を残して問題ないことがあります。
一方、カプセル拘縮が進んでいる場合や、被膜が厚く硬くなっている場合は、被膜も含めて処理する必要が出てきます。
どこまで行うかによって手術の規模や体への負担も変わるため、術前の診察で丁寧に見きわめることが重要です。
多くの方が気にされるのが、抜去後のバストの見た目です。
正直にお伝えすると、バッグを取り出せばその分のボリュームはなくなります。
もともとのご自身のバストに戻る形になりますが、皮膚が伸びていた場合は、しぼんだような印象になることがあります。
この程度は、入れていたバッグの大きさ・年数・もともとの乳腺や脂肪の量によって変わります。
実際の仕上がりは文章だけではイメージしづらい部分かと思います。
当クリニックの公式Instagramでは症例をご紹介していますので、あわせて参考にご覧ください。
抜去だけで終える?それとも同時に豊胸する?

抜去を検討される方には、大きく分けて2つの方向性があります。
①抜去のみを行う
異物を入れない状態に戻したい方、まずはバッグを取り出すことを優先したい方が選ばれます。
ボリュームの変化を受け入れられるかどうかが判断のポイントになります。
②抜去と同時に、別の方法でボリュームを補う
「小さくなるのは避けたい」という方には、抜去とあわせて豊胸を検討する選択肢があります。
当クリニックでご案内している豊胸は次の3種類です。
| 施術 | 特徴 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 脂肪豊胸 | ご自身の脂肪を注入。異物を入れずに自然な仕上がりを目指せる | ¥898,000 |
| シリコンバッグ豊胸 | 新しいバッグに入れ替える。狙ったサイズを出しやすい | ¥848,000 |
| ハイブリッド豊胸 | バッグと脂肪注入を併用し、輪郭をなじませる | ¥1,198,000 |
「異物はもう入れたくない」というお気持ちから、脂肪豊胸を選ばれる方が増えています。
シリコンバッグそのものの特徴を改めて確認したい方は、シリコン豊胸とは?仕組みとメリット・デメリットを医師が解説もあわせてご覧ください。
ただし、抜去と同時に施術できるかどうかは、被膜の状態やバストの状況によって判断が分かれます。
同時に行わず、一度落ち着かせてから改めて検討するほうが望ましい場合もあります。
抜去の費用と、確認しておきたいこと
当クリニックのシリコンバッグ抜去の料金は¥448,000(税込)です。
抜去は自由診療のため、費用はクリニックによって異なります。
金額を比べる際に確認していただきたいのは、提示された金額に何が含まれているかという点です。
- 被膜の処理まで含まれているか
- 麻酔代・術後のお薬・検査費用は別途かかるのか
- 抜去後の経過を診る通院は費用に含まれるか
抜去は、状態によって必要な処置が変わる手術です。
だからこそ、診察したうえで「ご自身の場合はいくらになるのか」を明確に示してもらうことが大切だと考えています。
費用は状態や、同時に豊胸を行うかどうかによって変わります。
追加費用の有無も含めてご案内していますので、気になる点はお気軽にお尋ねください。
他院で受けた方のご相談も承っています
「別のクリニックで入れたバッグなので、相談していいのか分からない」というお声をいただくことがあります。
こうしたご相談は問題ありません。
抜去をご希望される方の多くは、別の医療機関で施術を受けられた方です。
当時の資料が手元にない場合や、施術の詳細を覚えていない場合でも、診察と検査で状態を確認したうえでご説明いたします。
なお、シリコンバッグ以外の注入物についてのご相談も少なくありません。
アクアフィリングの除去については、アクアフィリング豊胸のリスクと除去について医師が徹底解説で詳しくご紹介しています。
不安を抱えたまま何年も過ごされるより、一度状態を確認しておくほうが、その後の選択肢は広がります。
抜去後のダウンタイムの目安
抜去後は、腫れ・痛み・内出血といったダウンタイムが生じます。
被膜の処理をどこまで行ったかによって、体への負担は変わります。
処置の範囲が広いほど、症状は強めに出やすい傾向があります。
一般的な経過としては、術後2〜3日が症状のピークとなり、その後徐々に落ち着いていきます。
日常生活に戻れるまでの目安は1〜2週間程度ですが、個人差があります。
豊胸全般のダウンタイムの経過については、豊胸のダウンタイムは何日?症状の経過と過ごし方を医師が解説で時系列に沿ってご説明しています。
お仕事のご都合がある方は、カウンセリングの段階でお伝えいただければ、スケジュールを含めてご提案いたします。
シリコンバッグ抜去に関するよくある質問(Q&A)
Q:症状は特にないのですが、抜去したほうがよいのでしょうか?
症状がない場合、必ず抜去しなければならないというものではありません。
ただし、ご自身では気づきにくい変化が起きていることもあります。年数が経っている場合は、一度状態を確認しておくと安心につながります。
Q:抜去したら、胸は元の状態に戻りますか?
バッグの分のボリュームはなくなり、ご自身のバストに戻ります。
ただし、皮膚が伸びていた場合はしぼんだ印象になることがあります。どの程度変化するかは、入れていた大きさ・年数・もともとの状態によって異なりますので、診察の際にご説明いたします。
Q:いつ入れたか、どんなバッグかも分からないのですが相談できますか?
はい、問題ありません。
情報が手元になくても、診察と検査で現在の状態を確認できます。分からないことをそのままお伝えいただいて構いません。
まとめ:年数ではなく「状態」で判断してください
シリコンバッグの抜去について解説しました。
最後に整理します。
- 抜去を検討したいのは、硬さ・破損・見た目の変化・不安を感じたとき。年数だけで急ぐ必要はない
- すべての方に当てはまる入れ替え時期はない。大切なのは定期的に状態を確認しておくこと
- 抜去するとバッグの分のボリュームはなくなる。避けたい場合は同時に豊胸を検討する選択肢がある
- 当クリニックのシリコンバッグ抜去は¥448,000(税込)。何が含まれるかまで確認を
- 他院で受けた方、詳細が分からない方のご相談も承っている
バッグを入れたときと同じように、抜去もまた大切な決断です。
ご自身の状態を正しく把握したうえで、納得して選んでいただくことが何より重要だと考えています。
ビラビューティークリニックでは、無料カウンセリングにてバストの状態を確認し、抜去の必要性から抜去後の選択肢まで丁寧にご説明しています。
判断に迷っていらっしゃる方も、まずは公式LINEやお電話からお気軽にご相談ください。
当院の豊胸施術についてはこちらをご覧ください。
豊胸(シリコンバッグ・脂肪注入)|小倉・博多のビラビューティー
ご予約方法:
カウンセリングは完全予約制です。プライバシーに配慮した個室で、リラックスしてご相談いただけます。
ビラビューティークリニックは、患者様の幸せを第一に考え、安心してご相談いただける誠実な美容医療を心がけています。
このページの監修医師
経歴
- 佐賀大学医学部 卒業
- 久留米大学医学部附属病院
- 大手美容外科 院長/技術指導医
- 都内美容外科クリニック 院長
- 医療法人社団医新会 理事
- ビラビューティークリニック 院長/代表
資格・所属学会
- 日本美容外科学会 会員
- ボトックスビスタ® 認定医
- ジュビダームビスタ® 認定医
- ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医