脂肪吸引で糖尿病になる?糖尿病の方が施術を受ける際の注意点
「脂肪吸引を受けると糖尿病になるの?」「糖尿病だけど脂肪吸引は受けられる?」このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、脂肪吸引が直接の原因で糖尿病になることはありません。しかし、糖尿病の方が脂肪吸引を受ける場合には、いくつかの注意点があります。
この記事では、脂肪吸引と糖尿病の関係、糖尿病の方が施術を受ける際のリスクと条件について、ビラビューティークリニックの医師が詳しく解説します。

脂肪吸引で糖尿病になることはある?
まず、多くの方が気になる「脂肪吸引で糖尿病になるのか」という疑問にお答えします。
結論:脂肪吸引が原因で糖尿病になることはない
脂肪吸引が直接的な原因となって糖尿病を発症することはありません。
糖尿病は、インスリンの分泌量が不足したり、インスリンの働きが低下することで血糖値が高くなる病気です。主な原因は以下のとおりです。
- 遺伝的要因
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- 肥満
- 加齢
脂肪吸引は皮下脂肪を物理的に除去する施術であり、糖尿病の発症メカニズムとは直接関係がありません。
脂肪吸引後の生活習慣が重要
ただし、脂肪吸引後に生活習慣が乱れると、結果的に糖尿病のリスクが高まる可能性はあります。
例えば、脂肪吸引で理想の体型を手に入れた後、以下のような行動をとると問題です。
- 「もう太らない」と油断して食事制限を怠る
- 運動習慣をやめてしまう
- 暴飲暴食を繰り返す
脂肪吸引はあくまで「スタイルを整える」施術です。糖尿病を含む生活習慣病の予防には、施術後も健康的な生活を続けることが大切です。

脂肪吸引と糖尿病の関係
脂肪吸引と糖尿病には、直接的な因果関係はありませんが、知っておくべき関係性があります。
脂肪吸引で取り除けるのは皮下脂肪のみ
脂肪吸引で除去できるのは「皮下脂肪」です。一方、糖尿病との関連が深いのは「内臓脂肪」です。
| 脂肪の種類 | 特徴 | 脂肪吸引で除去 |
| 皮下脂肪 | 皮膚のすぐ下にある脂肪、つまめる脂肪 | ○ 可能 |
| 内臓脂肪 | 内臓の周りにつく脂肪、生活習慣病と関連 | × 不可 |
内臓脂肪を減らすには、食事管理と運動が必要です。脂肪吸引は見た目の改善には効果的ですが、糖尿病予防の根本的な解決策にはなりません。
医学研究が示す結果
ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された研究によると、脂肪吸引後にインスリン感受性や血糖値、脂質などの代謝指標に有意な変化は見られなかったと報告されています。
つまり、脂肪吸引は代謝改善や糖尿病リスクの低下を期待する施術ではないということです。
糖尿病の方が脂肪吸引を受ける際のリスク
糖尿病の方が脂肪吸引を受ける場合、健康な方と比べていくつかのリスクが高まります。
感染症のリスクが高い
糖尿病の方は、術後の感染症リスクが高くなります。
高血糖状態が続くと、免疫機能が低下し、細菌に対する抵抗力が弱まります。脂肪吸引は皮膚を切開して行う施術のため、感染リスクには特に注意が必要です。
傷の治りが遅くなる
糖尿病の方は、傷の治癒が遅くなる傾向があります。
高血糖状態では血流が悪くなり、傷を修復するために必要な栄養や酸素が十分に届きにくくなります。その結果、以下のような問題が起こりやすくなります。
- 傷口が閉じるまでに時間がかかる
- 内出血が消えにくい
- ダウンタイムが長引く
術後の合併症リスク
血糖コントロールが不良な状態で手術を行うと、以下のようなリスクが高まります。
- 術後の腫れや炎症が強くなる
- 皮膚トラブルが起こりやすい
- 回復に時間がかかる
- 仕上がりに影響が出る可能性
糖尿病の方でも脂肪吸引を受けられる条件
糖尿病だからといって、必ずしも脂肪吸引が受けられないわけではありません。以下の条件を満たす場合、施術が可能となるケースがあります。
血糖値が安定していること
血糖コントロールが良好であることが、施術を受けるための最低条件です。
一般的に、以下のような基準を設けているクリニックが多いです。
- HbA1c(ヘモグロビンA1c):7.0%以下
- 空腹時血糖値:126mg/dL未満
HbA1cは過去1〜2ヶ月の血糖状態を示す指標です。この数値が安定していれば、糖尿病の管理が良好であると判断されます。
主治医の許可を得ること
脂肪吸引を検討する際は、必ず糖尿病の主治医に相談してください。
主治医から「手術を受けても問題ない」という許可を得ることが必要です。現在服用している薬や、糖尿病の状態によっては、施術を見送るべきケースもあります。
クリニックへの正直な申告
カウンセリングの際は、以下の情報を正直に伝えてください。
- 糖尿病の診断を受けていること
- 現在の血糖値やHbA1cの数値
- 服用中の薬
- その他の持病や既往歴
正確な情報を伝えることで、医師が適切な判断を行い、安全に施術を受けることができます。

施術範囲を限定する
糖尿病の方が脂肪吸引を受ける場合、広範囲の施術は避けることが推奨されます。
施術範囲が広いほど、感染リスクや身体への負担が大きくなります。部位を絞って施術を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。

ビラビューティークリニックの対応
ビラビューティークリニックでは、糖尿病をお持ちの方にも、安全を第一に考えた対応を行っています。
丁寧なカウンセリングと事前評価
カウンセリングでは、現在の健康状態を詳しくお伺いします。
- 糖尿病の状態(HbA1c、血糖値など)
- 服用中の薬
- 主治医の見解
- ご希望の施術部位と範囲
これらの情報をもとに、施術が可能かどうかを慎重に判断いたします。
安全を最優先にした施術判断
当院では、安全に施術を行えると判断できる場合のみ、施術をお受けしています。
血糖コントロールが不良な場合や、リスクが高いと判断される場合は、施術をお断りすることもあります。患者様の健康と安全を守ることが、何より大切だと考えています。
術後のフォローアップ
糖尿病の方が施術を受ける場合、術後のフォローアップを通常よりも手厚く行います。
- 傷の治り具合の確認
- 感染の兆候がないかチェック
- 気になる症状があれば迅速に対応
よくある質問
Q1: 糖尿病の薬を飲んでいても脂肪吸引は受けられますか?
A: 服用中の薬によっては、施術前に休薬が必要な場合があります。主治医とクリニックの両方に相談し、安全な対応を確認してください。
Q2: HbA1cがいくつ以下なら脂肪吸引を受けられますか?
A: 一般的には7.0%以下が目安とされますが、クリニックによって基準は異なります。カウンセリングで詳しくお伝えください。
Q3: 糖尿病予備軍でも注意が必要ですか?
A: 血糖値が境界域の方も、事前にお伝えいただくことをおすすめします。術前検査で状態を確認し、安全に施術を行います。
Q4: 糖尿病があると脂肪吸引のダウンタイムは長くなりますか?
A: 血糖コントロールが良好であれば、通常と大きく変わらないことが多いです。ただし、傷の治りが遅くなる可能性はあるため、術後のケアは丁寧に行いましょう。
Q5: 脂肪吸引で糖尿病が改善することはありますか?
A: 脂肪吸引で取り除くのは皮下脂肪であり、糖尿病と関連の深い内臓脂肪には影響しません。糖尿病の改善を期待する施術ではないことをご理解ください。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
脂肪吸引と糖尿病の関係:
- 脂肪吸引が原因で糖尿病になることはない
- 脂肪吸引では皮下脂肪を除去するが、内臓脂肪には効果がない
- 糖尿病予防・改善には、食事管理と運動が必要
糖尿病の方が脂肪吸引を受ける際のリスク:
- 感染症リスクが高い
- 傷の治りが遅くなる
- 術後の合併症リスクが上がる
施術を受けるための条件:
- 血糖コントロールが良好(HbA1c 7.0%以下が目安)
- 主治医の許可を得ること
- クリニックへ正直に申告すること
- 施術範囲を限定することも検討
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