脂肪吸引後の拘縮が痛い!原因と痛みを和らげる7つの対処法
脂肪吸引を受けた後、「皮膚が硬くなって痛い」「つっぱって動かしにくい」と感じていませんか?
これは「拘縮(こうしゅく)」と呼ばれる症状で、脂肪吸引後に多くの方が経験する正常な回復過程です。しかし、痛みが強いと不安になりますよね。
この記事では、ビラビューティークリニックの医師監修のもと、拘縮が起こる原因から痛みを和らげる対処法、いつまで続くかまで詳しく解説します。

脂肪吸引後の拘縮とは?
まずは拘縮について正しく理解しましょう。拘縮は異常な症状ではなく、身体が回復している証拠です。
拘縮が起こるメカニズム
脂肪吸引では、カニューレ(吸引管)を使って脂肪細胞を取り除きます。脂肪がなくなった部分には空間ができ、身体はこの空間を埋めようと修復作業を始めます。
この修復過程で、コラーゲン繊維が生成・収縮し、皮膚が引き締まっていきます。これが拘縮です。いわば、身体が自然に行う「引き締め作用」であり、最終的な仕上がりを美しくするために必要なプロセスなのです。
拘縮の主な症状
拘縮が起こると、以下のような症状が現れます。
- 皮膚が硬くなる:触ると明らかに硬さを感じる
- つっぱり感:皮膚が引っ張られるような感覚
- 動かすと痛い:身体を動かしたり、姿勢を変えたりすると痛む
- ボコボコした感触:皮膚の表面が凸凹に感じる
- しびれ・違和感:ピリピリとした感覚
これらの症状は一時的なものであり、時間の経過とともに必ず改善していきます。
拘縮の痛みはいつまで続く?時期別の症状
「この痛みはいつまで続くの?」という不安を解消するために、時期別の症状と経過をご説明します。

術後1〜2週間(拘縮の始まり)
症状の特徴:
- 腫れ・内出血がピークの時期
- 拘縮が始まり、少しずつ硬さを感じ始める
- 痛みは術後の傷の痛みが中心
この時期はまだ拘縮よりも、手術による腫れや内出血の症状が強く出ています。硬さを感じ始めますが、本格的な拘縮はこれからです。
術後2週間〜1ヶ月(拘縮のピーク)
症状の特徴:
- 最も硬くなる時期
- 痛みやつっぱり感が強い
- 動きにくさを感じる
- 皮膚がボコボコする
この時期が拘縮のピークです。「硬くて痛い」「動かすとつっぱる」という症状が最も強く出ます。多くの患者様がこの時期に不安を感じますが、これは回復が順調に進んでいる証拠です。
術後1〜3ヶ月(徐々に軽減)
症状の特徴:
- 硬さが徐々に和らいでくる
- 痛みも軽減
- 動きやすくなってくる
- 皮膚の凸凹が改善し始める
術後1ヶ月を過ぎると、拘縮は徐々に落ち着いてきます。マッサージなどのケアを続けることで、回復がさらに促進されます。
術後3〜6ヶ月(ほぼ消失)
症状の特徴:
- 拘縮がほぼ落ち着く
- 自然な柔らかさに戻る
- 最終的な仕上がりが見えてくる
術後3〜6ヶ月で、ほとんどの方の拘縮は消失します。皮膚は自然な柔らかさを取り戻し、脂肪吸引の最終的な効果を実感できるようになります。
拘縮の痛みが強くなる原因
拘縮の程度や痛みの強さには個人差があります。以下のような要因で、拘縮が強く出ることがあります。

吸引量が多い
一度に多くの脂肪を吸引した場合、身体が修復すべき範囲が広くなるため、拘縮も強く出やすくなります。吸引量が多いほど、コラーゲン繊維の生成も活発になり、硬さや痛みを感じやすくなります。
広範囲の施術
太もも全周やお腹全体など、広範囲の脂肪吸引を行った場合も、拘縮が強く出る傾向があります。複数の部位を同時に施術した場合も同様です。
術後のケア不足
術後のマッサージや圧迫着の着用を怠ると、拘縮が長引いたり、痛みが強くなったりすることがあります。医師の指示に従って、適切なケアを続けることが大切です。
体質・年齢による個人差
傷の治りやすさや、コラーゲン生成の活発さには個人差があります。また、年齢が上がると皮膚の柔軟性が低下するため、拘縮が長引く傾向があります。
拘縮の痛みを和らげる7つの対処法
拘縮の痛みは、適切なケアで和らげることができます。以下の7つの対処法を実践して、快適なダウンタイムを過ごしましょう。

1. マッサージ(術後3週間以降)
拘縮を和らげる最も効果的な方法がマッサージです。硬くなった組織をほぐし、血行を促進することで、回復を早めます。
マッサージのポイント:
- 術後3週間以降から開始(医師の許可を得てから)
- オイルやクリームを使って滑りを良くする
- 痛気持ちいい程度の強さで
- 1日10〜15分程度を目安に
- 硬い部分を中心に、円を描くようにほぐす
注意点:
- 強く押しすぎない
- 痛みが強い場合は中止する
- 傷口がある部分は避ける
2. ストレッチで柔軟性を保つ
拘縮で皮膚が硬くなると、動きが制限されがちです。無理のない範囲でストレッチを行い、柔軟性を保ちましょう。
おすすめのストレッチ:
- 太ももの脂肪吸引後:軽い前屈、太もものストレッチ
- お腹の脂肪吸引後:身体を左右にひねる、背伸び
- 二の腕の脂肪吸引後:腕を伸ばす、肩を回す
痛みを感じない範囲で、ゆっくりと行いましょう。
3. インディバ・ラジオ波の活用
インディバやラジオ波は、高周波で身体の深部を温める施術です。拘縮の改善に非常に効果的で、多くのクリニックで術後ケアとして提供されています。
インディバの効果:
- 深部から温めて血行を促進
- 硬くなった組織を柔らかくする
- むくみの軽減
- 痛みの緩和
4. 保湿ケアを徹底する
乾燥は皮膚の柔軟性を低下させ、拘縮を悪化させる原因になります。しっかりと保湿ケアを行いましょう。
おすすめの保湿剤:
- ワセリン
- セラミド配合クリーム
- ヘパリン類似物質配合クリーム
- ボディオイル
入浴後や、マッサージ時に保湿剤を塗ると効果的です。
5. 圧迫着(ガードル)を正しく着用する
術後の圧迫着は、拘縮を和らげる効果があります。適度な圧迫により、組織の癒着を防ぎ、スムーズな回復を促進します。
圧迫着のポイント:
- 医師の指示に従って着用期間を守る
- きつすぎず、緩すぎない適度な圧迫
- 清潔に保つ(毎日洗濯)
- 就寝時も着用(医師の指示による)
6. 温めて血行を促進する
身体を温めることで血行が促進され、拘縮の回復が早まります。
温め方:
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる(38〜40℃)
- ホットタオルを当てる
- 温熱パッドを使用する
注意点:
- 術後1週間は長風呂を避ける
- 熱すぎるお湯は避ける
- やけどに注意
7. 痛み止めを適切に使用する
痛みが強い場合は、我慢せずに痛み止めを使用しましょう。痛みによるストレスは、回復を遅らせる原因にもなります。
痛み止めの使用について:
- 処方された痛み止めを指示通りに服用
- 市販の鎮痛剤を使用する場合は医師に相談
- 痛みが強い時は無理せず服用
部位別|拘縮の痛みの特徴
脂肪吸引を行った部位によって、拘縮の出方や痛みの特徴が異なります。
太もも
太ももは脂肪吸引の中でも最も拘縮が強く出やすい部位です。
特徴:
- 硬さが強く、長期間続きやすい
- 歩行時や階段の上り下りで痛みを感じる
- 座る・立つ動作でつっぱる
- 回復期間:3〜6ヶ月
対処法:
- 術後3週間からのマッサージを重点的に
- 軽いウォーキングで血行促進
- ストレッチで柔軟性を維持
お腹
お腹は施術範囲が広いため、拘縮も広範囲に出ることがあります。
特徴:
- 座る・立つ・かがむ動作で痛みを感じる
- 食後にお腹が張る感覚
- 範囲が広いため長引きやすい
- 回復期間:3〜6ヶ月
対処法:
- 姿勢を意識して過ごす
- 腹部のマッサージを丁寧に
- コルセットタイプの圧迫着を使用
二の腕
二の腕は比較的拘縮が軽めの部位です。
特徴:
- 腕を伸ばした時につっぱる
- 物を持ち上げる動作で違和感
- 比較的回復が早い
- 回復期間:2〜3ヶ月
対処法:
- 腕を回す、伸ばすストレッチ
- 軽いマッサージ
- アームスリーブの着用
顔・顎下
顔や顎下は吸引量が少ないため、拘縮は比較的軽度です。
特徴:
- 口を大きく開けると違和感
- 首を動かすとつっぱる
- 回復が早い
- 回復期間:1〜2ヶ月
対処法:
- フェイスバンドの着用
- 軽いリンパマッサージ
- 表情筋のストレッチ
こんな痛みは要注意!クリニックに相談すべき症状
拘縮による痛みは正常な回復過程ですが、以下のような症状がある場合は、すぐにクリニックにご相談ください。
- 痛みが日に日に強くなっている
- 発熱がある(37.5℃以上)
- 施術部位の赤み・腫れが悪化している
- 膿や異常な分泌物が出ている
- 異常な臭いがする
- しこりが大きくなっている
- 3ヶ月以上経っても痛みが全く改善しない
これらの症状は、感染症や血腫などの合併症の可能性があります。早期に対処することで、重症化を防ぐことができます。
ビラビューティークリニックの術後サポート
ビラビューティークリニックでは、患者様が安心してダウンタイムを過ごせるよう、万全の術後サポート体制を整えています。
ビラビューティークリニックの脂肪吸引
ビラビューティークリニックでは、経験豊富な医師が丁寧な施術と術後ケアを提供しています。拘縮を最小限に抑える技術と、万全のアフターサポートで、安心して脂肪吸引をお受けいただけます。
まとめ:拘縮は回復の証、適切なケアで乗り越えよう
脂肪吸引後の拘縮は、身体が正常に回復している証拠です。痛みやつっぱりは辛いですが、適切なケアを続けることで必ず改善します。
この記事のポイント:
- 拘縮は脂肪吸引後の正常な回復過程
- 痛みのピークは術後2週間〜1ヶ月、3〜6ヶ月でほぼ消失
- マッサージ・保湿・圧迫着で痛みを和らげる
- 太ももが最も拘縮が強く出やすい
- 異常を感じたらすぐにクリニックに相談
ビラビューティークリニックでは、術後の拘縮に関するご相談もいつでも受け付けています。無料カウンセリングで、術後のケア方法について詳しくご説明いたしますので、お気軽にお問い合わせください。